遺品整理でトラブルに巻き込まれる可能性
がんのセカンドオピニオンを私に勧めてくれた親切な叔父が亡くなり、松原で心の込もった家族葬に参列し、粉骨の手続きをサポートしてきました。
叔父はよく気が付く人で、生前から徐々に身の回りの物を整理していたようですが、それでもやはり遺品整理は避けることができません。
故人の思い出を振り返るという意味で、遺品整理は残された人にとって非常に大きなイベントです。実はこの遺品整理、トラブルの原因にもなり得ます。
今回は個人間のトラブルと遺品整理業者とのトラブルに分けて紹介します。
個人間のトラブル
遺品整理の過程で家族さえ知らなかった貴重品や借用書が出てくることもあります。貴重品や借用書も相続には重要なものなので、隅々まで探す必要があります。タンスはもちろんのこと、冷蔵庫や車の中、服のポケットまで探しましょう。
貴重品や借用書は相続しなければならないため、思いもよらぬ大金が絡んでいた場合、トラブルの種になってしまいます。
トラブルを起こさないためにも遺品整理は遺族が集まって行うようにしましょう。
業者とのトラブル
業者とのトラブルは多く、代表的な3つのトラブルを紹介します。
まず1つ目は高額請求されることです。見積もりの何倍もの金額を請求してくる業者も中には存在します。遺品整理の相場やクチコミをしっかりと調べてから業者に依頼しましょう。
2つ目は 不法投棄によるトラブルです。遺品整理のゴミがどこへ捨てられるのか私達には分からず、不法投棄をしている業者もいます。個人を特定できるものが捨てられていた場合、連絡が来たりと、面倒なことに巻き込まれてしまいます。信頼できる業者を見つけることが大切です。
3つ目は遺品の処分に関するトラブルです。遺品の中には残しておきたいものもあるでしょう。しかし、業者が誤って捨ててしまった場合、二度と戻ることはない故人の形見になります。また、貴重品を見つけても相場以下の値段で買取させられることもあります。遺品整理の過程をずっと見ているわけではないため、どのような業者でも、このようなトラブルが発生する可能性があります。
まとめ
遺品整理にはトラブルが付き物です。しかし、遺品整理やその業者について事前にしっかりとしたリサーチを行うことでトラブルに巻き込まれる可能性を低くすることができます。