相続税の税率について知っておきたいこと

相続税には、相続する金額に応じて税率が変わってくるという特徴があります。具体的には10%~55%までの8段階の税率が設けられており、早見表などでそれぞれの税率と控除額を確認することができます。例えば、早見表には、1億円以下(5,000万円超~1億円まで)は税率30%で控除額700万円といったことが記載されているのです。

ただしこれらの税率は、相続人が個々に得た相続額に課せられるものであり、遺産総額に対するものではないということを知っておく必要があるでしょう。では、実際にどの税率が適用されるのかを知るためにはどうしたらいいのかというと、まずは遺産総額を求め、そこから基礎控除額(3,000万円+600万円×相続人の数)を差し引いて課税価格を算出します。そして法定相続分を決めて、各相続人の実際の相続額を求めると、そこで初めて各人の相続額に対する税率が分かるのです(早見表などを参照)。その上で相続額に税率を掛けて、控除額を差し引くと、実際に相続税で支払う金額を導き出すことができます。