相続税と遺品整理の関係について

2020年7月17日

人が亡くなると大阪の家族葬でお見送りしたのち、故人の持ち物の遺品整理を行います。遺品整理を行うタイミングに関しては法的な定めはありません。その為、葬儀よりも急いで行う必要はなく落ち着いた頃合いに始める場合が多いです。しかし、故人が賃貸物件に住んでいて、その後部屋に誰も住む予定が無いような場合などは、賃貸料が発生するのでひとまず遺品を全て遺族の家に一時的に移動させて速やかに退去した方が良いでしょう。

また、遺品整理に期限が無いからといって放置しておいて良い訳ではなく、少なくとも遺産分割を行うまでには遺品整理を済ませておく必要があります。これは、遺品の中には相続財産として扱われる財産もあり、遺産分割の際には全ての相続財産を明らかにしておく必要があるからです。

遺品分割は相続人全員で話し合うことが重要で、相続財産として扱う物の分割については遺産分割協議を実施して、そこで遺産分割協議書を作成し、相続人全員の押印を取るという段取りを行うことが、税務署での相続税の申告もスムーズになる秘訣となります。