子供たちも高齢化、早めの生前整理。

2021年7月27日

昨年父が88歳で他界し東京で散骨しました。
父の遺品整理は一部屋分のものでしたがその中でももちろん燃えるもの、燃えないもの、大型ごみ、お焚き上げに出すものなどに分け整理しました。

大型ごみに出すものでも小さくして市の回収に回せるものは分解して費用を抑えました。
母は83歳で娘である私たちも60歳近い年齢です。
父の荷物だけでもなかなかの労力が必要だったのを母が見ていたので、もし家の中をスッキリとさせるのであれば、今しかないかもしれないという話になりました。

子供である私たちもある程度の年齢になり1年1年色々な面で衰えが出てきています。親が長生きな分亡くなったころには子供たちでさえ思うような片付けができずにすべてお金で解決という形になってしまいます。
すべて業者まかせは一番早いかもしれませんがそれなりに金額がかかります。費用を抑えるためにも自分たちで片付けられるものは自分たちで処分したほうが安いのは当たり前です。

できれば昔からのタンス、食器棚、使用していない食器、衣類、雑貨を片付けてスッキリできた方があなたたちに先々迷惑かけないのであれば処分したいと母が申し出てくれました。
かなりの物をすて、こんなに広かったかと思うぐらいスッキリとし、壁のクロスも塗り替えたりしました。
最初は、これはどーしようかなーと。一つ一つにこだわっていた母でしたが片付けていくにつれ気持ちがすっきりとしていくようでした。
物置になっていた部屋も物をなくして、今後は独身の姉と同居するため姉の部屋にしました。
大きな家具はなくして将来運び出しに苦労するようなものもコンパクトサイズにしました。例えば神棚や食卓。タンスはすべてなくしました。

今時点で私が56歳、姉が58歳なかなか大変でしたが業者に頼んだ費用は3万以内でした。
友人宅で大量の遺品整理にてこずっているのをみましたが、残された子供が一番気になるのが、これ大切にしていたけど捨てていいの?という気持ちがなかなか整理できない原因だと言っていました。
今回の母のように、子供たちがまだ動けるうちに整理を申し出てくれたのは有難いことだと思いました。
親が健康で長生きしてくれることはうれしい反面、自分たちも高齢化してくるので、早め早めの物の片づけは大切だと感じました。